貯金箱用の小箱を開錠しようとしたらえぇ鍵がかかってる。パニックになった友人と子供。しかし、鍵は意外なところにあったのです。

友人のお子さんの小さな子供時代から使っていた貯金箱代わりの箱に鍵で開けられずに困った話です。 今現在は中学生の娘さんが、小さなころから大切にしていた動物モチーフのキャラクターがイラストに描かれた箱があったんです。 それには子供の指でも扱えるような小さなオモチャの鍵がついていました。 でも鍵穴に差し込んで回せばきちんと施錠できる鍵で、娘さんは鍵をかけたりする箱をもらったのが嬉しくて大切に飾って、その箱には、お年玉やおこずかいでもらった小銭を入れて鍵をかけて自分の部屋の本棚に飾り箱のように置いたままに。 そこから、数年間、月日が経ち、娘さんは、もう既に中学生にもなっていて、子どもの頃に大切にしていた箱もただの自分の部屋のインテリアに過ぎない存在に。 鍵付き箱は飾っていて当たり前なので、それほど意識はしていませんでした。 しかし、あるとき、本棚に並べられた本を整理しようと、ふと箱を持ち上げた瞬間。箱から何やらチャラチャラ、ガサガサという音が聞こえます。 子どもの時にもらった箱だったので、娘さんはそのときに自分が幼児の年齢だったので、使う当てのないおこずかいやお年玉を入れていたことをすっかり忘れていて。そのまま放置。本棚に飾ったまま空き箱だとずっと思いこんでいたんだそう。ですが、その鍵付き箱を手に持った瞬間、幼いころの思い出が急におぼろげながら、思い出されてきて。 確か、おこずかいを入れたはず。やったーと、ワクワクしながら箱を開けようとしましたが、鍵がかかっているんです。でも鍵はありません。 箱の素材は木製っぽくも見えますが、硬い紙のようにも感じます。 壊せば、取り出せるはずですが、彼女は、幼いころからずっと置いていた箱なので愛着があり、壊したくありませんでした。 で、母親なら鍵について知っているに違いないと急遽母親に尋ねると。鍵付き箱の存在は知っているけど、鍵は、「あなたが子供の頃に鍵をかけては外して遊んで、そのままにしてそれ以来どこにいったかさっぱり分からない。」とのこと。 これはダメだと彼女はもう鍵を壊すことに決めようとした瞬間に、なぜか、飼いネコの姿が目に付いたんです。 彼女はその箱をもらった幼児時代から一緒に過ごしてきた飼いネコがいたのですが、ふと見ると首輪になにか鍵のようなモチーフのアクセサリーのようなものがついています。彼女は、その猫の首輪を見た瞬間に、幼児時代から記憶の奥にあった箱に関する想いでが蘇ってきたんだそう。 実は幼児時代に鍵をもらったときに、貯金箱代わりの箱におこずかいを入れて、嬉しくて、つい鍵をかけて、その鍵を子供っぽいありがちな想いで大切なものを猫にプレゼントしようと思って猫の首輪に吊り下げたんだそう。首輪サイズにちょうどアクセサリーのように留められるチャーム型の鍵で小さいサイズなこともあり、そのままつけたままにしてすっかり忘れてしまっていたんです。 そこから、数年間、ネコの首輪も新調したりしてもチャームのように鍵は取り外されて、再び新品の首輪に付け替えられぶらさがっていたということ。つまり、中学生の年齢になるまで、幼児の記憶が消えて、ネコの首輪にアクセサリーの鍵チャームがついているデザインだとてっきり思い込んでいたという真相なんです。 そうして箱の鍵のありかが分かったので、ネコの首輪から鍵を外して、箱を開けて無事に娘さんは、子ども時代に手付かずのお年玉など臨時のおこずかいを得られることができたんだそう。 でそのあとは、再び箱に鍵はかけずに、再び、鍵を大切に持っていてくれたネコにプレゼント。ずっと猫の首輪につけたまま、幸運の招きネコラッキーチャームと呼んで、首につけたままにしているのだそうです。

北九州の鍵屋

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