家のチェーンロック

これは私のばあちゃんが生きている頃の話なんですが、当時まだ私は20代でばあちゃんもまだ家に居ました。その日私の母が外出して買い物をしてきたのですが、帰って鍵を開けました、ドアを開けてみるとチェーンロックがかかってあかないのです。ピンポンを押してもすぐには出てこなくて困っていたところ、同居している私の妹が仕事休みだったので家に居たんですね。なので少し経って部屋から出てきてチェーンロックを外してくれたのですが、もしもばあちゃんだけ居たのならどうなったたのだろうと少しこわくなります、きっともう結構な歳になっていたので認知症があったのだと思います、私がそれを母に言ったところいつもこんな感じだから認知症ではないでしょと言われてしまいましたが。そしてしばらく時期がたってまた母が買い物から帰るとチェーンロックがしてあるのです、今度は家にばあちゃんしか居なくて大変でした、何回ピンポンを押しても出てきてくれなくて、何十回か押したらやっと出てきてくれました、チェーンロックを外してほしいと言ってもやり方がわからないだとか、私はしていないと言うのです、だけれど家に居るのはばあちゃんなので誰かがやるなんて不可能なんですよね。でも絶対に認めてくれませんでした、結局外し方を詳しく分かりやすいように教えてやっと家に入ったみたいですがうちの母はカンカンに怒ってました。結局はチェーンロックをドライバーで外してしまいばあちゃんが施設に入所するまでチェーンロックは外して過ごしていました、なのでチェーンロックは安全な面もありますがこう言った認知症が居る家庭でトラブルが起きた時にもっといい鍵があればいいなと思いました。ドライバーで外すのではなくていい方法があったらよかったのですが思いつきませんでした。

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