以前、不動産管理会社に勤務をしていたことがあり、私の仕事は物件管理全般です。定期巡回をして共用スペースの掃除をしたり、入居者さんからの通報で照明器具の球切れを直したり、水回りのトラブルを解決したり、管理物件の内外を点検して目立った損傷があれば写真撮影をした上でオーナーさんに連絡をして修理修繕の判断をしてもらうなどいくつかの業務がありました。物件による違いはありますが、オーナーさんの意向で定期的に専門会社による水回りの設備に対し、つまりを起こさないように業務用の高圧洗浄機で排水管内部を洗浄することも多々あります。賃貸アパートがメインになりますが、この高圧洗浄機の作業に関しては、日中に行うものなので仕事に出掛けて留守になる場合でも、事前に告知文書を配布して、管理会社が保管をしている合い鍵を使って留守宅でも作業を行うことを通達しています。長年の経験上で合い鍵で留守宅に入って洗浄作業を行うことに関しては、クレームはゼロの状態でしたが、ある賃貸アパートで合い鍵で開錠しようとしたところ、ドアを開けることができずに苦労した経験があります。合い鍵は各賃貸アパート別に部屋番号を書き記した上でプレートにキーホルダーのように取り付けて管理をしているものですが、全ての鍵を試してみても開けることができませんでした。高圧洗浄機を使う会社は別会社になることから余計な時間を費やしてしまうことは避けるべきものですが、何度試しても開城できなかったことで、入居者さんに電話で確認をしたところ、少し前に鍵を紛失したことで新しい鍵へと交換をしたと伝えられ、結果的に後日に私の勤務する不動産会社側の負担で作業を済ませています。通常は賃貸物件の場合、鍵の紛失でシリンダー交換をするには、まずは管理会社に連絡をすることが正しい行動になるのですが、今回に関しては悪気は一切感じなかったために費用を費やしてしまいました。